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ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDQ : XLNX) は11月18日(日本時間)、ザイリンクスのVirtex®-6 FPGAを用いた業界初のブロードキャスト コネクティビティ ターゲット デザイン プラットフォームを発表した。これは高性能オーディオ / ビデオのブロードキャスト システム向けのシリアル デジタル インターフェイス(SDI) ソリューションの容易な開発を促進する製品である。このブロードキャスト コネクティビティ プラットフォームは、プロ仕様オーディオ / ビデオのブロードキャストおよびカメラ、スイッチャ、ルータ、エンコーダ、プロ用モニタ、映画プロジェクタなどのネットワーク コネクティビティ製品の開発から市場投入までの時間を短縮するとともに、他社製品との差別化を進めることができる。
この新しい高性能ブロードキャスト コネクティビティ プラットフォームによって、ブロードキャスト機器の設計者は、広帯域かつ低消費電力のシリアル コネクティビティ インターフェイスが必要なマルチ プロトコルの放送機器システムを迅速に構築できるようになる。標準品位 (SD)、高品位 (HD)、3G-SDI動画の複数のチャネルを、ライン レート最高6.5Gbps に対応した低消費電力高速トランシーバを最大24個内蔵のVirtex-6 デバイスひとつに実装できる。ザイリンクスはこのブロードキャスト コネクティビティ ターゲット デザイン プラットフォームを、2009 年 11 月 18 日から 11 月 20 日まで幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2009」のザイリンクス ブース (幕張メッセ 6 ホール、ブース番号 6115) で展示、実演デモを行う。
最適化されたブロードキャスト コネクティビティの実現
このブロードキャスト コネクティビティ ターゲット デザイン プラットフォームは完全なキットの形で提供されており、最新世代のVirtex-6 FPGAを使ってすぐにでもオーディオ / ビデオ インターフェイスの構築にとりかかれる。このキットには、Virtex-6 LX240T デバイス搭載のML605評価ボードをはじめ、デジタル オーディオ / ビデオの各種インターフェイスやブリッジング テクノロジに対応した業界標準のFPGA メザニン カード (FMC)、ISE® Design Suite Logic Edition ソフトウェア開発環境、米国映画テレビ技術者協会(SMPTE : Society of Motion Picture and Television Engineers)規格に基づいたSDI インターフェイスの実装が可能な、トリプルレート SDIの送信、受信、パススルー デザインなどのターゲット リファレンス デザイン群が同梱されている。また、完全な技術資料も用意されており、性能、消費電力、デザイン上のトレードオフ関係をシステム レベルで迅速に評価できる。
ザイリンクスのブロードキャスト マーケティング担当シニア マネージャであるベン ランヤン(Ben Runyan)は次のように述べている。「放送用機材の開発者は、最高の性能と最大の機能を備えながら、最新標準や厳しい電力要件をクリアするシステムをいち早く市場に送り出す必要があります。ザイリンクスのブロードキャスト コネクティビティ キットがあれば、開発するシステムに必要な標準オーディオ/ビデオ インターフェイスをVirtex-6 FPGA上に短期間で構築できます。それにより、開発者は製品の価値創出と差別化により多くの時間をかけることができます」。
ターゲット リファレンス デザイン
このキットに用意されているトリプルレート SDI デザインは、ザイリンクス GTX シリアル トランシーバの優れたジッタ性能によって、非圧縮デジタル動画の送信、受信、パススルーに関する SMPTE 規格をクリアしている。このインターフェイス デザインは、270 Mbps (SD)、1.485 Gbps (HD)、2.97 Gbps (3G) といった典型的なSDIレート (フレームレート 1/1.001を含む) にすべて対応し、SMPTE規格の定める受信ジッタ/送信ジッタ要件も楽々とクリアしている。またオプションで用意されているクロック クリーニング回路を使用すれば、ジッタ性能をさらに高めることができる。これは特にパススルー デザインで有効である。
これらのターゲット リファレンス デザインを使えば、用途に応じたインターフェイス要件やデザイン目標に合わせた作業をすぐに始めることが可能である。SDやHD、3G-SDIビデオのマルチ チャンネルを搭載したVirtex-6 FPGAのシステム オンチップ デザインを利用して、ターゲットとするアプリケーション向けにVirtex-6 FPGAの性能やコスト、消費電力面での優位性をすぐに評価することができる。また、ターゲット リファレンス デザインとML605ボード/FMCによって迅速に製品開発にとりかかることができ、半導体部品のコストを抑えながら、総合消費電力や熱管理、ボード面積の利用効率などの点で外部SERDESデバイスを使うよりもすぐれたデザインを実現できる。
スケーラブルなブロードキャスト FMC
新しいブロードキャストFPGA メザニン カード (FMC) は多彩なオーディオ/ビデオ インターフェイスに対応しており、スケーラビリティの点でもDisplayPort、Ethernet AVB、10 Gb Ethernetなどの新しい標準プロトコル、カスタム プロトコルに対応できる。ブロードキャスト FMC は複数の SD/HD/3G-SDI および DVB-ASI 入出力と、複数のAESオーディオ インターフェイスおよびリファレンス クロックとをBNCコネクタで接続し、さらにクロック クリーニング回路モジュールを使うことで最高のジッタ性能を実現できる。このブロードキャストFMCをML605ベース ボードと併用すれば、ASIからEthernet(IP 動画)、トリプルレート SDIから PCI Express® (コンピュータでの動画ストリーミングの受発信)、トリプルレート SDIから10 Gb Ethernet (IP リンク経由の高ビットレート動画) といったブリッジングが行える。
価格設定と販売体制
Virtex-6 FPGA ブロードキャスト コネクティビティ キットは、2010年1月にザイリンクスのウェブサイト (http://japan.xilinx.com/v6bck) か販売代理店経由で発売の予定、価格は4,995米ドルを予定している。このキットには作業開始に必要なドキュメンテーション、ケーブル、電源装置も付属している。またキットに付属のISE Design Suite Logic Edition は Virtex-6 LX240T-FF1156 FPGA デバイス専用である。ISE ソフトウェア スイートについての詳細は http://japan.xilinx.com/ISE を参照されたい。
ブロードキャスト (放送機器) 業界におけるザイリンクス
ザイリンクスはプログラマブル ロジック ソリューションの世界的リーダとして、放送機器業界向けに多彩な機能性を提供している。たとえばオーディオ / ビデオおよびネットワーク コネクティビティ、リアル タイム高品位ビデオ処理、送信と変調のための高速デジタル信号処理などである。これらの機能はザイリンクス ターゲット デザイン プラットフォームの一部として提供されており、高度な放送機器システムの開発から市場投入までの時間を短縮し、イノベーションと差別化を促進することができる。ブロードキャスト製品の所有コスト低減とプロダクト ライフサイクルの長期化についての詳細は http://japan.xilinx.com/broadcast に掲載されている。
※ このプレス リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
ザイリンクスについて
ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーダである。1984年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGAおよびCPLD製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。2009年は米国本社設立25周年、日本法人設立20周年となる。同社についての詳細な情報は
Web サイト http://japan.xilinx.com/ で公開している。
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