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ザイリンクス社 (本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) と Inova Semiconductors (イノーバ セミコンダクターズ) 社は 3 月 2 日 (米国時間)、低コスト FPGA である Spartan®-6 の Xilinx® Automotive (XA) ファミリ向けの IP ソリューション、Automotive Pixel Link (APIX®) を発表した。コンフィギュレーションが可能なこのコアは、ひとつのデバイス上に広帯域幅ビデオ リンクと通信リンクを複数搭載することが可能で、2 台以上のカメラやプロセッシング ユニットからの高品質なリアルタイム ビデオを複数の車載ディスプレイへ伝送することができる。高度なインテグレーションを実現したコネクティビティ ソリューションで、インフォテイメント アプリケーションおよびドライバ アシスタンス アプリケーションをターゲットにしている。
ザイリンクス アライアンス パートナーであるイノーバ セミコンダクターズ社が提供する APIX は、最新の Gigabit/s Pixel Link インターフェイスで、電磁干渉 (EMI) を最小に抑え伝送距離を最大にできるよう設計されたポイント ツー ポイント コネクティビティを提供する。同日に発表されたザイリンクスの最新製品ラインである XA Spartan-6 FPGA 向けに利用可能となったこの APIX IP コアを採用することにより、設計費用を最小限に抑えながら、複数のトランスミットおよびレシーブ APIX リンクを統合することができる。APIX リンクは広帯域幅ビデオに加えて、1 本のケーブルで全二重通信と電力の伝送が可能であり、コネクティビティをよりいっそう合理化できる。
ザイリンクスの車載システム アーキテクチャおよびプラットフォーム担当ディレクタであるニック ディフィオーレ (Nick Difiore) は、「リアルタイムの高解像度デジタル ビデオをさまざまなメディアやカメラなどのソースから車内の各所にあるディスプレイに送信するというニーズが、車載製品設計者の大きな関心事になっています。APIX コアと XA-Spartan-6 FPGA はいずれも、高速コネクティビティに対応できる設計になっており、両者を組み合わせることによって可能となるマルチ トランシーバ アーキテクチャは拡張性が高くかつ高度に統合されており、システムのトータル コストを削減しながら、必要なビデオ帯域幅とコネクション数を提供します。ザイリンクスとわが社のアライアンス ネットワークが提供しているインターフェイス オプションの幅広いポートフォリオに、今回さらに APIX が加わり、開発者の選択肢がいっそう拡がり、デザインの柔軟性も高まりました」と述べている。
APIX IP コア
APIX コアはソフトウェアによってコンフィギュレーション可能な IP ブロックで、調整可能なドライバ特性や選択可能な動作モード、スペクトラム拡散クロック機能を備えており、帯域幅、ビデオ インターフェイス、コントロール信号に関する各アプリケーション特有の要件に適合できる。APIX IP は、XA Spartan-6 FPGA のマルチ ギガビット トランシーバ (MGT) ハード ブロックを活用することによって、システム コストを削減しながら性能と統合性を最大化することができる。スタンドアロンの APIX INAP125T24 (トランスミッタ) や INAP125R24 (レシーバ) などのデバイスとも完全に互換性を保持しており、車載に特化した通信プロトコルである ASHELL にも対応しているため、全二重サイドバンド インターフェイスを介して確実にデータ転送を行なえる。ASHELL オプションは不要であればオフにすることもできる。
イノーバ セミコンダクターズ社のセールスおよびマーケティング担当ディレクタであるトマス ロートハウプト (Thomas Rothhaupt) は、「APIX テクノロジは、大手自動車メーカー各社および自動車電子部品サプライヤ各社と協力しながら開発された、ライセンス供与が可能なテクノロジであり、タフで堅牢なコネクティビティ スタンダードを提供します。このスタンダードは世界の自動車 OEM 企業上位 10 社のうち 8 社の認定を受けており、現在他の数多くの半導体プロバイダに採用されています。生産実績のある当社のインターフェイス テクノロジを XA Spartan-6 FPGA 向けに提供することによって、FPGA 内蔵の MGT を活用して実現する機能をわが社の APIX シリコン エコシステムに統合することが可能になり、ヘッド ユニットやカメラ インプットを持つクラスタ ディスプレイのような、カメラとディスプレイを用いた先進的システムに利用できるようになります」と述べている。
次世代アプリケーションを可能に
ドライバ アシスタンスやインフォテイメントなどの次世代システムは、ビデオのソースやシンクを複数用いるものが少なくない。すでに FPGA がコンパニオン チップとして用いられているインフォテイメント ヘッド ユニットでは、XA Spartan-6 FPGA に内蔵の高速シリアル トランシーバを APIX IP コアで活用することで、さらに高度なインテグレーションを達成することができ、貴重なボード スペースを節約するとともに部品点数を減らすことができる。このほか車両サラウンド ビュー システムでは、XA Spartan 6-FPGA 上で APIX コアを複数用いることで、4 つ以上の広帯域幅カメラ インプットをまとめて扱うシングルチップ ソリューションが可能となり、外部シリアライザ/デシリアライザ (SerDes) デバイスを複数使う必要がなくなる。リアシート エンターテイメント システムでも同様の統合性やコスト面でのメリットを享受できる。これは、この種のシステムでは、ひとつのオーディオ/ビデオ配信ユニットをソースとして複数のディスプレイ モジュールを動作させるためである。
価格設定と供給体制
XA Spartan-6 FPGA 向け APIX コアはイノーバ セミコンダクターズ社からすでに入手可能である。APIX トランスミッタおよびレシーバは別途購入できる。製品および価格に関する情報は、イノーバ セミコンダクターズ社のウェブサイト http://www.inova-semiconductors.com/en/products_apix.html を参照されたい。XA Spartan-6 FPGA の価格および納期については、ザイリンクスの販売代理店に問い合わせされたい。
ザイリンクス車載向けソリューションについて
ザイリンクスは車載向けプログラマブル ロジック デバイス (PLD) の世界最大手のサプライヤで、AEC-Q100 認定基準をクリアした FPGA と CPLD の充実した製品ラインナップに加え、車載インフォテイメントおよび車内ネットワーク、ドライバ インフォメーション、ドライバ アシスタンスといったアプリケーションの開発を加速する統合プラットフォーム ソリューションを提供している。ザイリンクスの車載向けプラットフォームは、シリコン デバイスだけでなく、LogiCORE™ や AllianceCORE IP ポートフォリオ、総合的なデザイン環境、スケーラブルな開発キットも備えている。ザイリンクスの車載向け製品に関する詳細は http://japan.xilinx.com/automotive を参照されたい。
イノーバ セミコンダクターズ社について
イノーバ セミコンダクターズ社はファブレス半導体メーカーで、ドイツのミュンヘンに本社を置いている。1999 年に創立され、Gigabit/s シリアル データ通信のための先進的な製品の開発と製造を専門としている。製造はヨーロッパとアジアの大手工場で行ない、販売は世界的な販売ネットワークを通じて行なっている。
同社の GigaSTaR™ および GigaSTaR DDL™ 製品ラインは産業および運輸市場においてデジタル ディスプレイ リンク アプリケーション分野のパイオニアで、また、APIX 製品ならびに同 IP コアは、車載向けディスプレイおよびカメラ関連アプリケーションの厳しい要件を満たすために開発されたものである。イノーバ セミコンダクターズ社に関する詳細は http://inova-semiconductors.com を参照されたい。
※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Spartan、ISE などそのほか本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびそのほか各国のザイリンクス社の登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
ザイリンクスについて
ザイリンクス社 (NASDAQ : XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーダである。1984 年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。詳細な情報は Web サイト http://japan.xilinx.com/ で公開している。
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